上福岡駅の渋滞問題
ふじみ野市の中心部に位置する上福岡駅は、交通の要所として多くの人々が利用しています。
しかし、駅周辺では慢性的な渋滞が発生しており、通勤・通学時間帯を中心に大きな課題となっています。

渋滞の主な原因
上福岡駅周辺の渋滞の原因として、以下の2点が挙げられます。
① 第135号踏切の長時間遮断
上福岡駅の東西を結ぶ主要な踏切である第135号踏切は、1時間あたりの遮断時間が長く、特に朝夕のラッシュ時には交通が滞ります。
踏切待ちの車列が伸び、周辺道路の流れを妨げる要因となっています。
② 交差点の混雑と信号の制御
駅前には複数の交差点があり、特に上福岡駅東口交差点では、車両・歩行者・自転車が入り乱れ、スムーズな交通の流れが確保できていません。
信号の制御が課題となっており、右折待ちや歩行者の横断による渋滞が発生しやすい状況です。
これまでの議論と対応状況
① ふじみ野市議会での議論
ふじみ野市議会では、第135号踏切の渋滞解消策や歩行者の安全確保について議論が行われています。
2019年9月の議会では、立体交差化の必要性や歩行者の安全対策(信号機設置など)が提案されましたが、財政的・技術的な課題があるため、現時点での具体的な計画は未定です。
② 短期的な渋滞緩和策
市と埼玉県警が連携し、以下の対策が検討・実施されています。
• 信号機の制御改善(交差点での交通流の最適化)
• 警察による交通誘導の強化(ラッシュ時の対応)
• 駐停車禁止エリアの明確化と取り締まり強化
③ 長期的な抜本的対策(立体交差化)
上福岡駅周辺の渋滞を根本的に解決するには、立体交差化(アンダーパス・オーバーパスの整備)が必要です。しかし、これには数十億円~100億円以上の費用がかかり、実現には10年以上の期間を要すると見込まれています。現在のところ、国や県の支援を含めた財源確保が課題となっています。
迂回ルートの活用
今のところいい迂回ルートが見つけられていません。。
良い抜け道があればぜひとも教えて頂きたいです。
渋滞対策の今後
渋滞問題の解決には、市だけでなく県や国、警察、住民の協力が必要です。
✅ ふじみ野市:主体的に対策を推進し、県や国に要望を提出
✅ 埼玉県:インフラ整備の計画・予算確保
✅ 国(国土交通省):立体交差化の補助金・交付金の支援
✅ 埼玉県警:短期的な渋滞緩和策(信号調整・交通誘導)
✅ 我々市民:ルールを守り、行政への要望を積極的に発信
まとめ—渋滞問題解決のために
上福岡駅周辺の渋滞問題は、踏切の長時間遮断や交差点の混雑が主な要因となっています。
短期的な対策として、信号機の調整や交通誘導の強化が進められていますが、根本的な解決には立体交差化が必要不可欠です。
しかし、これには莫大な費用と時間がかかるため、現時点での実現は難しい状況です。
市や県、国が連携し、早期の実現を目指すとともに、市民も行政に対し積極的に意見を発信することが求められます。
迂回ルートの活用や公共交通機関の利用も検討しながら、より快適な交通環境の実現を目指していきましょう。